「だっ…駄目だよ…こんな所でっ……///」
「…駄目。嫌じゃなくて?」
「………う゛っ…」
痛い所をつかれ、澪は苦し紛れに言い訳を考える。
たしかに。
稚尋に触れられるのは嬉しい。
心の奥まであったまって、幸せな気持ちになる。
でも。
だからこそ、そんなに軽率にねだったり出来ない。
第一、あたしからお願いなんてありえない。
そうだと納得するように、澪は静かに瞳を閉じた。
その瞬間、
フワッ
優しい香と共に、澪の体に圧迫がかかった。
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…