「だっ…駄目だよ…こんな所でっ……///」





「…駄目。嫌じゃなくて?」








「………う゛っ…」



痛い所をつかれ、澪は苦し紛れに言い訳を考える。



たしかに。






稚尋に触れられるのは嬉しい。



心の奥まであったまって、幸せな気持ちになる。








でも。



だからこそ、そんなに軽率にねだったり出来ない。





第一、あたしからお願いなんてありえない。



そうだと納得するように、澪は静かに瞳を閉じた。














その瞬間、






フワッ







優しい香と共に、澪の体に圧迫がかかった。