あたしが確かめるように言うと、受話器の向こうから眠そうなあくびの音がした。 やっぱり………。 学校、サボったんだ… ふぅ。 澪は呆れながらため息を零した。 ………おっと。 こんなにのんびりな会話してる場合じゃないんだった。 「あ、そうだ。今、弥生君いるの?」 そう尋ねた瞬間、明らかに稚尋の声が変わった。 〔…何で〕 .