撫でられていると、心の中がポカポカと温かくなってくる。





本当、雛子は不思議な子だ。





「そうだよね…稚尋と別れろって…何言ってんだ?雛」




自分がどんな事を言ってしまったのか。



その言葉の意味がわかったのか、雛子は自身の綺麗なショートカットの髪の毛をぐしゃぐしゃと掻き回した。





ミルクティー色の髪の毛が、舞った。















「弥生君が本当にしたい事って…何だと思う?」




そんな雛子に、澪は思い付いたように言葉を発した。