「え・・・?どうして私の名前を。」




「まぁ、立ち話もなんですし。どうぞ。」




私は、男の人に通され家に入った。




そこは、小さなカフェのような趣きのある室内が広がっていた。




「どうぞ。」




「あ、ありがとうございます!」




促されるように椅子に腰掛ける。




「その前に何か飲みますか?紅茶とかありますけど。」




「あ、じゃあそれで。」




「分かりました。」




男の人は、ニッコリと笑うと台所へと向かった。