私は、猫に連れられ森の中に来ていた。 さっきとは違う異様な雰囲気の漂うような森だ。 歩いていると、猫がピタッと立ち止まった。 「何・・・・・・?」 ふと視線を上げると、そこには洋風のカフェのような家が立っていた。 (う、うわぁ!!) 家の圧倒さに驚いていると、玄関の扉がギィッと開いた。 「おや、これは珍しいお客さんだ。」 出てきた男の人はニコリと微笑み、私に近づいてきた。 「ようこそ。片山 美南さん。」