応募した部門
青春恋愛

あらすじ
 ずるがしこくをモットーにしている主人公、飯島凛は、東都大学内一の美女の親友、立花琴音が恋をしているのを、損だと考えていた。
 琴音と趣味のイラストを描いているときに、『アガ』というイラストレーターの存在を知る。
 バイト先で安藤岳と出会い、特徴のないモノクロみたいなのに、声はビードロのように透き通っていた。岳の何気ない気遣いに、関わっていくうちにどんどん興味を持っていく。
 『アガ』は岳だということを、凛は知る。
 岳のイラストのモデルは、すれ違いで卒業してしまった、東京芸術高校の先輩だった。
 岳はその先輩に告白していて、振られていた。
 琴音の好きな人が、岳だと知り、凛はその手助けをしようとする。
 そのことを、イケメンモデルで、腐れ縁である清水大樹に相談していた。
 しかし、凛は岳に告白される。
 そのせいか、凛は戸惑ってしまう。
 琴音は『アガ』が岳であることを知っていた。
 それは琴音が、岳が告白した先輩だったから。
 大樹に相談すると、凛は岳が好きであることに気づく。
 琴音や、大樹に後押しされながら、凛は岳に東京芸術高校の学園祭で思いを告げる。
 それは、好きだけど付き合えないという内容。
 理由は、ずるがしこく生きていくため。
 凛と岳は、新しい恋に落ちるために、最後のデートをする。