「はい、ばっちりです!もし忘れたら何を言われるか……先輩、すごく頼りになるけど、怒ると鬼みたいに怖いので」
私の言葉に吹き出す沖田さん。
「あはは、例の連絡をくれた人ですね。でも……話を聞けば聞くほど、知人を思い出します。鬼みたいに怖いところとかね」
「知人って、」
聞いていいものかと躊躇していたけれど、沖田さんは事も無くさらりと答えをくれる。
「結月さんも知っているかと思いますが、新選組の副長――土方歳三ですよ。あの人も頼りになる人でしたが、自分にも他人にも一等厳しい人でした」
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