「……沖田さん、さっき言いましたよね。自分勝手だって。……っ、本当ですよ!」

胸の奥にしまっていた言葉が、堰を切ったかのように溢れ出てくる。


「沖田さんは自分勝手過ぎます!勝手に一人で決めて、私には何も言ってくれなくて。私の側に居ちゃいけないなんて、誰が決めたんですか?私が、いつ迷惑だって言いましたか。っ、むしろ、勝手に居なくなられる方が迷惑です!」

一気に思いを吐き出せば、幾分か気持ちがすっきりとした。


面食らってぽかんとした表情の沖田さんの元へと近付いて、頭一つ分高い位置にある綺麗な顔を真っ直ぐ睨み付ける。

「晩御飯だって、もう沖田さんの分も用意しちゃったんですからね!責任もって食べてもらいますよ!」