『今日の生放送最悪だった』
『過去一番の放送事故』
『BaysideKOKOもレベルが落ちた』
画面を開けば、そんな文字が目に飛び込んで来た。それはある掲示板のページだった。私の名前が貼り付けてあって、そこに番組のことや私自身のあることないことが書かれている。それは何も、今日の放送のことだけではなかった。
『猫被りしてるキモ』
『いい子ぶってるけど性格最悪』
『男リスナーのメッセージばかり読む』
『早くやめろ』
『ブスのくせに気取っている』
番組に来るメッセージはいつも好意的なものばかりだった。今日ですら『タピちゃん体調悪い?心配です』などといったメッセージが届いた。だけど、それだけじゃなかったんだ。世の中は、私に甘くはなかったんだ。
これ以上見るなと私の中で警笛が鳴る。それなのにスクロールする手は止まらない。次々と現れる罵詈雑言誹謗中傷。ユージさんの想いに共感して、私もプロフィールでは顔を出していなかった。そのことについても、ブスだから出せないだとか、やましい過去があるからだなどと好き勝手に書かれていた。──誰も、私のことを知らないのに。
なんだ──。私って、こんなに嫌われていたんだ──。
乾いた笑いが出そうになった瞬間、目の前が真っ暗になった。
「……こんなの見るな……」
耳元で苦しそうな声が響いて、私の涙腺は崩壊した。
『過去一番の放送事故』
『BaysideKOKOもレベルが落ちた』
画面を開けば、そんな文字が目に飛び込んで来た。それはある掲示板のページだった。私の名前が貼り付けてあって、そこに番組のことや私自身のあることないことが書かれている。それは何も、今日の放送のことだけではなかった。
『猫被りしてるキモ』
『いい子ぶってるけど性格最悪』
『男リスナーのメッセージばかり読む』
『早くやめろ』
『ブスのくせに気取っている』
番組に来るメッセージはいつも好意的なものばかりだった。今日ですら『タピちゃん体調悪い?心配です』などといったメッセージが届いた。だけど、それだけじゃなかったんだ。世の中は、私に甘くはなかったんだ。
これ以上見るなと私の中で警笛が鳴る。それなのにスクロールする手は止まらない。次々と現れる罵詈雑言誹謗中傷。ユージさんの想いに共感して、私もプロフィールでは顔を出していなかった。そのことについても、ブスだから出せないだとか、やましい過去があるからだなどと好き勝手に書かれていた。──誰も、私のことを知らないのに。
なんだ──。私って、こんなに嫌われていたんだ──。
乾いた笑いが出そうになった瞬間、目の前が真っ暗になった。
「……こんなの見るな……」
耳元で苦しそうな声が響いて、私の涙腺は崩壊した。