『タピ子さんはじめまして。キラキラです。先日タピ子さんが将来のことで悩んでいるというメッセージを聞いて、僕の経験も何かの参考になればなと思いメッセージを送ってみました。

 僕はやりたいことが見つからず、なんとなく受かった会社で働き始めました。働くことに、やりがいだとか、理想像だとか、そういうのは考えたこともありませんでした。ただ、人として働かないといけないという思いと、生きていくためにお金を稼がなければいけないと。そのために働くものだと思っていました。特に何も考えていなかったのだと思います。

 入社した会社は、自分がすごく興味のある分野だったわけではなく、どちらかと言えば本当に無知の世界に飛び込んだようなものでした。よく自分でもそんなところを受けたなとは思いますが。そんな風に毎日の業務をただ“こなす”生活を送っていた僕に、当時の上司が言ってくれた言葉があります。それは、“ただ過ぎていくものにするのも、やりがいにしていくのも、自分自身。気持ちひとつですべては変わる”というものです。やらされている、というものから、どうやったらより効率よく、より楽しく取り組めるのかということを考えるようになったんです。すると、自分の仕事にも興味が出てきて、業務には直接関係のないことでも知りたくなったり、調べてみたくなったりしました。そしたら不思議なくらい、毎日が楽しくなって、今ではこの仕事は自分の天職だとすら思えるようになりました。

 長くなってしまいましたが、何が言いたいかっていうと、あまり心配しすぎないでということです。すべてが思う通りにはいかないのが世の中です。それでも自分の置かれた場所で、腐るも輝くも自分次第だっていうことをぜひ覚えておいてください。どんな場所で働くことになったとしても、タピ子さんは持ち前の明るさと素敵な笑顔で(ラジオだけですが、なんとなくそんなイメージがあります)輝けると思います。だから、あまり将来について不安になりすぎないでくださいね。きっと素敵な未来が待っていると思います。就活頑張ってください。ユージさん、長々とすみませんでした。』

「キラキラさんありがとうございます。タピちゃん聞いてるかな?なんか僕ちょっと今、感動しています……なんなんですかこの番組のリスナーさんたちってちょっと優しすぎませんか?しかもねタピちゃん、他のリスナーさんたちからも応援メッセージが届いているんだよ。

 ラジオネーム器用すぎて困る犬見沢さん。
『ユージさんのこの間の言葉、かっこよかったっす!タピさんファイティン!寒い日の徹夜に効く生姜スープのレシピをメッセージ代わりに送ります!』

 おー写真もつけてくれているけど、これうまそうだよ。後でブログにレシピのせておくね。受験生リスナーさんにも良さそう。

 ラジオネーム、ベーカリーボーイさん。
『僕もタピーの味方だよ!タピオカの会社立ち上げるのもいいと思う!本当に応援しているからね!』
 あはは、それもまたいいね。その時はこの番組がスポンサーになりましょう。MNSタピオカコーポレーションとかね。どう?』

 ユージさんのユーモア溢れるトークと、リスナーさんたちからの優しい言葉に涙は溢れて止まらない。ああ嬉しい。顔も知らないし会ったこともない人たちなのに、この一体感は何なのだろうか。みんながこうやって応援してくれて本当にあったかい。涙でぼやける視界の中、私は一生懸命に、スマホの画面をタップする。

 きっと今日は読んでもらえると思うんだ。今から送ったとしても。
 だって私は、この気持ちをちゃんとみんなに伝えなきゃいけない。