「大丈夫。俺は、そうなる前に止められるから
それに、どうしても会っておきたいんだ」
俺は、千里眼があるから彼の行動は予測が出来る。
それに強い味方も居るし。
そして行くことになったのだが
俺は、2人の前を歩きながら鈴木さんに話しかけた。
もちろん心の中で
鈴木さん。これから会いに行きます。
後の事は、よろしくお願いしますね。
『もちろんよ。私に任せて。
それよりも前に会った時より綺麗になったじゃない彼女。
美里ちゃんも綺麗系よね』
鈴木さんが、まどか達を褒めてくれた。
そっか……綺麗になったのか。
自分は、思っていても他の人に言われると
何だか嬉しくなった。
すると美里さんのアパート近くにある
公園が見えてきた。
あそこに元カレ・博史さんが居るはずだ。
あ、やっぱり居た!!
「ココで、監視したり盗聴をしていたみたいだね」
「まさか、博史。
私の部屋を盗聴していたってこと!?」
「……そうなるね。部屋のコンセントの所に
盗聴器が隠してある。
警察に言わなかったのは、聞かれている
恐れがあったからだ」
「そんな…こんなの犯罪じゃない!?」
俺がそう言うと美里さんは、
非常に驚いていた。無理もない。
盗聴されていたと分かって気味悪がらない人は、
まず居ないだろう。
「君達は、そこに居ろ。
けしてこっちに来たらダメだぞ」
そう言うと俺だけで美里さんの元カレの所に向かった。
まどかは、心配して慌てて止めようとするが
俺は、気にせずに向かい、そして
美里さんの元カレの前に立った。
「あんたが、横井美里さんの元カレ
石田博史さんですよね?」
「誰だよ!?お前…」