あっ……なんともない!?
あんなに疲れて重くなっていた身体は、
嘘のように軽くなっていた。
体力も普通に戻っていた。お祖母様のお陰だ!

少し霊力を分け与えてくれたから
早く回復が出来たのだろう。
これなら会社に行ける。

俺は、窓を開けて太陽の光りを浴びていると
鈴木さんと清水さんが心配そうに
慌てて入ってきた。

『あら、龍心ちゃん。大丈夫なの!?
起きたりして……』

『お前。倒れていたんだぜ!?
まだ寝ていた方がいいだろ?』

おはよう。心配をかけてすまない。
お祖母様が霊力を分け与えてくれたお陰で
もう体力は、回復したから大丈夫だ。

『まぁ、お祖母様が!?』

鈴木さんが驚いた表情した。
今日は、会社で社長に呼ばれるから
休む訳にはいかない。

内容も理解していた。あの事だろう。