「理想?」

「妄想はな、根拠もなく想像することって書いてあったぞ」

「そうなんだ、調べたことあるんだ(笑)ごめん」

「そう、だからさっきのは根拠があることだからな、俺頑張って働くからな、俺にさ家族を作ってくれよな雨愛、あっ違うな(笑)二人で家族を作っていこうな、いつも笑顔で、愛で溢れて、輝く、仲がいい家族を……」

「(笑)二人の名前だ……」

雨愛は晴輝の頭に手を回した

「うん、ありがとう」

「ぷっ、まだお腹鳴ってる」

「もう、離れていいかな?」

「もうちょっと」

「バイト遅れるよ」

「やべぇ(笑)」


END