キセキの気持ちはわからない ―忘れられない想いと電脳つくも神の恋文―



 この恋心が手垢にまみれるくらいならば、いっそ誰にも知られずに死んでしまおうと思った。

 たぶんそれが真実の愛なのだと、そう信じていた。