あの後、私はお兄ちゃんに事件の話をして、もしお兄ちゃんの友達があの元犯罪少年で今でも関わりがあるのなら縁を切ってほしい。
お兄ちゃんが危険な目に遭うかもしれないと思うと怖い。と頼んだ。
しかし、お兄ちゃんは笑いながら否定した。
『へえー。同い年で同姓同名って…そんな事あるんだな。でもサユ、俺の友達のライマは亡くなったんだよ。死んだ子が殺人なんか出来っこないよ。俺のこと心配してくれてありがとな。』
お兄ちゃんから直接そう聞いて一時は安心した私だったが、夜、トイレに行きたくなり起きた時、ゴミの古新聞と一緒に置いてあったあの卒業証書が目に付いた。
筒から取り出してもう一度見てみたのだが、最後の一行にしっかりと書かれていた。『四季山小学校』と。
やっぱり殺人犯の宮川来真はお兄ちゃんの友達だったんだ…
私はショックだった。
朝起きてすぐ、お兄ちゃんに昨日のことをもう一度聞こうとしたが、お兄ちゃんは朝早くから仕事に行ってしまっていた。
ああ…早く帰りたいな…
帰ってお兄ちゃんにきちんと言わなきゃ。
もうこれ以上犯罪犯した人と付き合わないでって…
お兄ちゃんのことを気掛かりに思いながら、私は教室の戸を開けた。
お兄ちゃんが危険な目に遭うかもしれないと思うと怖い。と頼んだ。
しかし、お兄ちゃんは笑いながら否定した。
『へえー。同い年で同姓同名って…そんな事あるんだな。でもサユ、俺の友達のライマは亡くなったんだよ。死んだ子が殺人なんか出来っこないよ。俺のこと心配してくれてありがとな。』
お兄ちゃんから直接そう聞いて一時は安心した私だったが、夜、トイレに行きたくなり起きた時、ゴミの古新聞と一緒に置いてあったあの卒業証書が目に付いた。
筒から取り出してもう一度見てみたのだが、最後の一行にしっかりと書かれていた。『四季山小学校』と。
やっぱり殺人犯の宮川来真はお兄ちゃんの友達だったんだ…
私はショックだった。
朝起きてすぐ、お兄ちゃんに昨日のことをもう一度聞こうとしたが、お兄ちゃんは朝早くから仕事に行ってしまっていた。
ああ…早く帰りたいな…
帰ってお兄ちゃんにきちんと言わなきゃ。
もうこれ以上犯罪犯した人と付き合わないでって…
お兄ちゃんのことを気掛かりに思いながら、私は教室の戸を開けた。