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「よっしゃ!」

 ボスを倒すことに成功した俺は思わずコントローラー片手にガッツポーズ。

「っと」

 危ねぇ。

 腕を高く振り上げ過ぎてゲーム機が一瞬、宙に浮きかける。

 危ない危ない。

 やっと切りよくクリアできたと言うのに乱暴にしてセーブがバグったら元もこうもない。

 ゲームはクリアしたが、だがしかしこれで終わりではないのだ。

 俺にはまだこいつを正しくセーブすると言う任務が残っている。

 俺は安心安全にセーブをかけ、その後はただダラダラと一日を過ごした。