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ゲーセンの後も毎度おなじみの時間の潰し方をした。

(あの後女子二人は十五分程トイレに盾籠っていた)

二人が戻ってくると次は女子チームを船頭に雑貨屋(時折洋服売場にも連行されることがある)を巡った。

「あ、これいいなぁ」

「でも少しごつくね?やっぱ女子は華奢なやつのが似合うくない?」

「分かってないなぁ。このごつさと身につける人のか弱さでギャップ萌えってやつよ」

「誰がか弱いんだろうな。なぁ、イチ。日本語ってややこしいな。なぁ、成流。どう思う?」

「どうってか、でも僕も華奢なやつのが実際好きかな」

「まーじで?じゃああの特集なんだったのよ!最近こういうのが男ウケいいって……」

「自分の好きな自分に合うのにするのが一番いいんじゃない?」