━━━ ミーンミンミンミン。 絶え間なく続く蝉の声。 カラカラカラ。 トタトタトタ。 そんな蝉の鳴き声よりも近い場所から聞こえる車輪の音や足音。 まだ少し眠くて瞼を閉じたまま思うのは『ああ、今日も朝が来たんだな』とか言うこと。 つい少し前まで静かな世界にいた俺には少しうるさく感じるがそれがなんだか心地よくて再び強い睡魔が襲ってくる。 せっかく目覚めたのだからとも思うけど、差し迫って起きていなければいけない理由も見当たらないのでそのまま睡魔に身を任せる。