あれかな。

 クールを気取ってその実、本当の姿は意外と厨二?

 さもなくば余程宇宙の真理に興味があるのか?

「やーめーろってぇぇぇぇ!やめ、ちょ、ぎゃはははははは!」

 突如響き渡った大きな喚き声に、まだ始まったばかりの思考を停止させて振り向く。

「やだね。生意気なことばっか言いやがって。お前の弱いところなんて俺には全てお見通しだからさぁ、ほら。抵抗をやめて受け入れろって」

 ああ、きっと中田くんも浮かれているのだろう。

 このバカ暑い夏の日に、イッチーと中田くんは擽り攻防戦を開始している。
 
 対して女子チーム。
 
 彼女たちは彼女たちでかなりお熱い話題に花を咲かせている。