━━━ 『うっるせぇぇぇぇぇぇぇ』が、寝起き一発目の全てだった。 夜ご飯を食べ、風呂に入り、テレビを観てひとしきり笑い、それから俺は眠った。 月の明かりが差し込まない真っ暗な部屋で、しばらくの間眠くはならないかなと布団に潜った。 潜った俺はに訪れた睡魔にすぐに寝た気がする。 そして朝。 迎えた翌朝。 俺はとても目覚めが悪かった。 「朝だよ。起きて?」 いやだ、俺はまだ眠い。 「成流?おはよーう」 煩いなぁ。 「成流ってばー。ねえー」 誰だよしつこい。