代々引き継がれてきたその秘密を知る時が、ついに俺にも?
「って言うかあれよー!そもそも母さんは昔からトマトが嫌いだからねー、他の食べ方なんて分からないし分かったところでこの子達に手を加えるなら他のおかずを一段階上に仕立て上げる方がいいわー」
「あそ」
くっだらねぇ。
結局母さんの好き嫌いの話かよ。
なんだったんだ?
あの溜めは?
マジでどこまでもくだらねぇ。
「あ、ヘタ取り終わったら適当にぶつ切りしておいてくれる?その子たちの真の攻撃って匂いなの。切るとこれまた格段と」
ザク、サク、サク。
もういい。
母さんのこれは流そう。