「うさ茶んのついたボールペン、使ってたよね?」

そんな私に、胡桃さんは追い打ちをかけてくる。

確かに、仕事中着ている白衣の胸ポケットに、うさ茶んのボールペンを挿している。
患者さんの症状を聞いてメモをするときにも、そのボールペンを使っている。
うさ茶んは、ここ最近の私のお気に入りキャラクターなのだ。

それをまさか見られていて、しかも覚えててくれたとは。
余計恥ずかしくなってしまう。

でもその気持ちが嬉しくて、ストラップをありがたくいただく。
レアなキラキラうさ茶んが可愛く揺れた。