「大丈夫ですか?救急車呼びましょうか?」


おじいさんは「いや、大丈夫です。その鞄の中にある薬を飲めば落ち着きます。すみませんが、お水を買ってきてもらえませんか?」


「わかりました。すぐに買ってきます!」


私は急いで近くの自動販売機へ水を買いに行った。



水をおじいさんに渡すと薬を飲んで次第に落ち着いてきたようだ。
だんだん表情が和らいでいった。



「親切なお嬢さんありがとう。お陰で助かりました」



「大したことはしていませんよ。体調はいかがですか?」



「はい。なんとか落ち着きました。
ところでお嬢さんは雨の日になぜこんなところへ?」