彼女を手に入れるため、どんな手でも使う。



稚尋には、絶対的な自信があった。



「姫って……」




澪は稚尋と目を合わせようとはしなかった。



そんな澪に稚尋は言った。



「姫……コバミより、俺と遊ばない?」







勝った。

これで彼女は俺のもの。



そう、勝手に思い込んでいた。