稚尋、あなたは王様だね。 皆を言いなりにして、私の好きだった人もみんな、みんな利用して好きなように生きる。 最悪、最低だよ。 それなのに。 どうして……涙が止まらないんだろう。 もう、自分の気持ちが分からないよ……稚尋。 澪は溢れる涙を拭い、ポケットの中の青いハンカチを強く握りしめた。 ★馬鹿みたいじゃん 【END】