そんな稚尋を目の前に、澪はちょっぴり焦る。 だってさ。 「そんなに落ち込まないでよぉ……」 やっぱり恥ずかしい。 澪が稚尋に少し近づくと、それをいいことに稚尋は澪を引き寄せた。 「わっ!?」 あっという間に澪の体は稚尋の腕の中へ。 やばい……。 顔から火が出そうだ。 今日は本当にドキドキする事ばかりだ。 ハァ…………。 澪は一旦気を落ち着かせるために、ゆっくりとため息をついた。