その日の夜。 稚尋はベットに横になったまま、何度も携帯の画面を見つめた。 雛子が来る。 そう考えただけでため息が出る。 だけど、これにちゃんとかたがついたなら、俺は本当に澪を愛せる。 窓の外には、ただ満月が浮かんでいるだけだった。 季節はもうすぐ秋になろうとしていた。 ★ビターな1日 【END】