私は稚尋が好き。 でも……それだけでいいの? 私はまだ、稚尋の全てを知らないもの。 稚尋の全てを知った時。 私はまた同じように。 稚尋が好き。 そう、言えるだろうか。 自信がない。 これから、いくつの壁が待っているかもわからない。 それでも。 私は稚尋が側にいればいい。 ……素直になれないけど。 それでも私は稚尋が好き。 今ははっきり宣言出来るから…………。