最初は緩やかな下降だった。


しかしそれは次第にスピードを上げ始め、地上に着地する寸前、ホワイトは完全に飛ぶことを止めてしまった。


ドサッと音を立てて地面に着地すると同時に、ローズとアリムは背中を降りた。


「おい、ホワイト?」


ホワイトは大きく呼吸を繰り返し、目を閉じてグッタリしている。


「一体どうしたの?」


「わからない……」


(まさか、昨日食べたドラゴンレッドのせいか?


でも、あれは竜の食べ物だ。


ホワイトの体に悪さをするはずがない。)


グルグルと考えをめぐらせていると、ローズがホワイトの瞼をこじ開けた。


「充血してるわ。熱が出てるのかしら」


「どうすればいい?」


「水分持ってたわよね? それを飲ませてあげて」


ローズに言われ、アリムは慌てて腰から下げていた水筒を取り出した。


「いい子だから、いう事きけよ」


水筒をローズへ渡し、ホワイトの口を無理やり開かせる。