☆☆☆
毒のせいで体力を消耗したローズはいつの間にか眠りに落ちていた。
気がついたときには火が炊かれていて、その向こうには目を閉じて眠っているホワイトがいた。
その寝顔が可愛くて、思わず微笑む。
「起きたか」
その声に振り返ると、アリムは大きな蛇の首をつかんで立っていた。
その様子に、思わず悲鳴をあげそうになるが、なんとかそれを我慢した。
蛇は濃い茶色で、ローズの体の横幅をゆうに上回るほど大きかった。
「これが、今夜のご飯?」
「そうだ。嫌ならこっちを――」
言いながら、後ろ手に隠していたドラゴンレッドを差し出すアリム。
「ちょっと、やめてよ!」
咄嗟に後ずさりする。
アリムはその様子におかしそうに笑うと「冗談だって」と、ドラゴンレッドと眠っているホワイトの横に置いた。
「あなたって性格悪いわ」
「お前は世間知らずだ」
「ボロボロの服着てるし」
「人を見た目で判断すんのか?」
毒のせいで体力を消耗したローズはいつの間にか眠りに落ちていた。
気がついたときには火が炊かれていて、その向こうには目を閉じて眠っているホワイトがいた。
その寝顔が可愛くて、思わず微笑む。
「起きたか」
その声に振り返ると、アリムは大きな蛇の首をつかんで立っていた。
その様子に、思わず悲鳴をあげそうになるが、なんとかそれを我慢した。
蛇は濃い茶色で、ローズの体の横幅をゆうに上回るほど大きかった。
「これが、今夜のご飯?」
「そうだ。嫌ならこっちを――」
言いながら、後ろ手に隠していたドラゴンレッドを差し出すアリム。
「ちょっと、やめてよ!」
咄嗟に後ずさりする。
アリムはその様子におかしそうに笑うと「冗談だって」と、ドラゴンレッドと眠っているホワイトの横に置いた。
「あなたって性格悪いわ」
「お前は世間知らずだ」
「ボロボロの服着てるし」
「人を見た目で判断すんのか?」