昨日の洞窟まで戻ってくると、ローズは炭になった小枝の横に寝かされた。
ここに来るまでにも何度も嗚咽し、胃液を吐いた。
そのためか、手足の感覚はほぼ元に戻っていた。
「今夜のためにまた小枝を拾ってくる」
朝食を終えたアリムが立ち上がるのを見て、ローズは口を開いた。
「今日は……移動……しないの?」
カラカラに乾いた声だ。
「動くと体内に毒がまわる。テメェのせいでまたここで野宿だ」
チッと舌打ちをするその姿に、ローズの胸はギュッと締め付けられたのだった。
ここに来るまでにも何度も嗚咽し、胃液を吐いた。
そのためか、手足の感覚はほぼ元に戻っていた。
「今夜のためにまた小枝を拾ってくる」
朝食を終えたアリムが立ち上がるのを見て、ローズは口を開いた。
「今日は……移動……しないの?」
カラカラに乾いた声だ。
「動くと体内に毒がまわる。テメェのせいでまたここで野宿だ」
チッと舌打ちをするその姿に、ローズの胸はギュッと締め付けられたのだった。