「お姉さんとのお見合い、びっくりさせて悪かったな」

「え、ええ」

「知り合いのおばさんにどうしてもって言われて、断れなかったんだ」

「そうですか」


よく考えてみれば、先生がお姉ちゃんとお見合いをするのに私の了解は必要ない。

私はただの教え子なんだから。


「怒っているか?」

「いえ、別に」

私が怒るのは筋違いのような気が・・・



「でも、朝帰りを叱りつけたことは謝らない」

えっ。

思わず、顔を上げてしまった。