「もー、何してるのよ。お客様よ」
今度はお姉ちゃんが顔を出した。
お客さん?
「誰よ?」
「お見合いの相手」
「お見合い?」
そう言えば、百合子おばさんに押しつけられたお見合い。
何度か会っているときいていたけど・・・
考えてみれば、お姉ちゃんは一緒に暮らす相手がいたのにお見合いをしたってことで・・・それって酷い。
チラチラとリビングを覗くけれど、相手の顔は見えない。
「やめなさい。行儀が悪い」
お姉ちゃんが止る。
「何でよ、いいじゃない。それに、何しに来たの?怒って怒鳴り込んできたとか?」
「梨華っ。いい加減にしなさい」
母さんに叱られた。
今度はお姉ちゃんが顔を出した。
お客さん?
「誰よ?」
「お見合いの相手」
「お見合い?」
そう言えば、百合子おばさんに押しつけられたお見合い。
何度か会っているときいていたけど・・・
考えてみれば、お姉ちゃんは一緒に暮らす相手がいたのにお見合いをしたってことで・・・それって酷い。
チラチラとリビングを覗くけれど、相手の顔は見えない。
「やめなさい。行儀が悪い」
お姉ちゃんが止る。
「何でよ、いいじゃない。それに、何しに来たの?怒って怒鳴り込んできたとか?」
「梨華っ。いい加減にしなさい」
母さんに叱られた。