私は完全にフリーズしてしまった。
すると、
パンッ。
山口先生が、持っていた教科書で信吾の頭を叩いた。
それも製本された縦の部分で。
鈍い音が体育館に響き、同時に信吾が頭を抱えてしゃがみ込む。
みんな唖然としている中、
「態度を注意されてるんだろう。まずは謝れ」
「何だよっ」
信吾が山口先生につかみかかった。
「何だとは、何だよ」
ドンッ。
山口先生が信吾を突き飛ばす。
うわ、強い。
信吾じゃ相手にならないよ。
倒れた信吾を上から見下ろしながら、
パッシッ。
もう一度教科書で叩いた。
今度は横面で。
静まりかえる体育館。
「教頭先生。この子には僕から注意しておきますから」
そう言って、信吾を立たせ腕をつかんだ。
ここまでされては、先生達も何も言えない。
山口先生のお陰で、大事にならずにすんだ。
もちろん信吾は不満そうだったけれど、
「短気な性格が悪いのよ。あのまま手を出せば停学どころじゃなかったのよ」
と言って納得させた。
すると、
パンッ。
山口先生が、持っていた教科書で信吾の頭を叩いた。
それも製本された縦の部分で。
鈍い音が体育館に響き、同時に信吾が頭を抱えてしゃがみ込む。
みんな唖然としている中、
「態度を注意されてるんだろう。まずは謝れ」
「何だよっ」
信吾が山口先生につかみかかった。
「何だとは、何だよ」
ドンッ。
山口先生が信吾を突き飛ばす。
うわ、強い。
信吾じゃ相手にならないよ。
倒れた信吾を上から見下ろしながら、
パッシッ。
もう一度教科書で叩いた。
今度は横面で。
静まりかえる体育館。
「教頭先生。この子には僕から注意しておきますから」
そう言って、信吾を立たせ腕をつかんだ。
ここまでされては、先生達も何も言えない。
山口先生のお陰で、大事にならずにすんだ。
もちろん信吾は不満そうだったけれど、
「短気な性格が悪いのよ。あのまま手を出せば停学どころじゃなかったのよ」
と言って納得させた。