そうして、私はお祖母ちゃんの所に行って手紙を見せるとお祖母ちゃんはニコッと笑って言った。
「おめでとう。良かったじゃないの。ここなら行けないこともなし、授賞式に行ってきたらいいわ」
実に呆気なくそう言うお祖母ちゃんに、私はポカンとしつつ言った。
「間違ってない? ほんとに合ってる? これ参加していいもの?」
そんな私にお祖母ちゃんはカラカラ笑って言う。
「合ってるし、こんな詐欺もないでしょうよ。おめでたいことじゃないの、行ってらっしゃい」
こうして、お祖母ちゃんやこれを見た両親は驚きつつも私に行っておいでと言って新しい服を用意してくれて、当日は美容院まで予約されてとっても着飾って母と二人授賞式へと向かうことになったのだった。
そこには、まさかのお相手がいるとは想像もせずにいた。