旅を終えて、無事に帰るとお父さんとお母さんは私の感じがまた変わったことに少し目を見張ったが、結果私の二年続いた怠惰生活が終わったことに安堵していた。

目標ができたことで、やるべき事も定まり、行動的になった私はこの旅行で撮った写真たち数枚を、コンテストのコンセプトに合うものがあったので送ってみた。

こうして終わった夏休みから数ヶ月後……。

家のポストに封書が届いた。
私宛だったので、気になって学校から帰ってきたそのままの格好で封を切って中身を見た。

一人の居間で私は中身の文を凝視して固まった。
そこに書かれていたのは、出すだけ出して忘れていたフォトコンテストの結果だった。

【この度は×〇社の青少年フォトコンテストへのご応募ありがとうございます。
津田遥香さんの作品が特別審査委員賞を受賞しました。
つきましては、下記に開催されます受賞式典に参加頂けますと幸いです。

〇月×日 土曜日 開場十一時
場所 クラジュアルホテル 鳳凰の間】

二ヶ月前に出したコンテスト。
通るなんて思ってなかったし、そんな意気込みを持って出したものでもなかった。
それがこんなことになるなんて……。

「どうしよう……。」

送られてきた手紙の中身が到底信じられなくって、三度見した。
しかし、そこに書かれている名前も間違いはなく……。
そして、何度読んでも確かに写真を出したところに間違いないのだ。

私は手紙を持って、お祖母ちゃんの所に行くことにした。
両親は仕事で今日は帰宅しないからだ。