あらすじ
大学生の実織はマンホールに落ちかけ、同じ学部の智基に助けられた。智基は女子に人気のイケメンだが優しく、人見知りの実織にも笑顔で話しかけてくれる。実織のバイト先の書店に偶然智基が訪れ、彼が犬の本を買ったのがきっかけで犬の話で盛り上がった。実織はもっと仲良くなりたくて智基に犬を見せてと頼む。勇気が報われ彼の愛犬と一緒に散歩ができた。だがそれを知った恋のライバル芽衣も同じことをした。芽衣は美人だが性悪で、実織など智基の彼女になれないと嘲笑。実織は芽衣が許せず、恋愛成就の神社に行き「彼に一番愛されたい」と願う。実織は智基と犬を腹黒芽衣から守ろうと二人と一匹のあとをつけたが、芽衣に蹴飛ばされて犬が車道に飛び出したのをかばい車にはねられた。目が覚めたとき智基に抱きしめられ「一番愛している」と言われるが、実織の口から出たのは彼の愛犬の鳴き声だった。そして智基の自意識過剰な本性と愛の対象を知る。