そして、昼休憩が終わり、

5時間目や6時間目も終わった。





ホームルームが始まった。





「え~、夏休みまで、あと約1週間ですが、

皆さん、最後まで気を抜かないで頑張ってください。

夏休みが近いですが、

今日は、特に、これといって、言う事はありません」





〝キーンコーンカーンコーン〟





聖子がミリカに声をかけてきた。





「ねぇ、ミリカ、一緒に帰ろう」

「うん」





帰り道で・・・・・・





「ねぇ、ミリカ、もうすぐ夏休みだね」

「うん。そうだね」

「アレ?何か、楽しみじゃなさそう」

「そう?ミリカは、何かやりたい事あるの?」

「う~ん・・・ないかな~・・・」

「へ~!意外!!超ロマンチストで妄想家なミリカが!!」

「何よそれ!!(笑)」

「あ~、ごめんごめん!!(笑)」

「あ~、でも!」

「ん?」

「やりたい事はないけど、やる事はある!!」

「え?それは何?」

「大阪のおばあちゃんの家に行くの!!」

「へ~!!良いじゃん!!楽しそう!!」

「うん!!」





しばらく歩いたところで、

道が違うミリカと聖子は別れた。





「じゃあね~!バイバ~イ!!」