「あ、そうだ!!そういえば、アーチフィス、

今日もまだ、朝ご飯しか食べてなかったな~!!

じゃあ、何か食べようか」

「良いんですか?」

「良いよ!遠慮すんなって!!」

「ありがとうございます!!!」





遊舞は、アーチフィスと一緒に、またリビングへ行った。





〝ガラガラガラガラ〟





遊舞は、

「お父さん、お母さ~ん!晩ご飯~!!」と言う。

すると、遊舞の父と母は、

アーチフィスの姿を見て、揃って、

「あ~、遊舞~!って、おい!何で、またいるんだ!!」と言った。

すると、遊舞は、

「あ~・・・まぁ、その、色々あって・・・・・・

アハハハハハ・・・・・・」と言う。

アーチフィスは、

「どうも。こんばんは」と挨拶をする。

遊舞の父は、また

「まぁ良い。そこに座りなさい」と言った。

「ありがとうございます」

「ありがとう。父さん」

「いやいや」





遊舞とアーチフィスは、イスに座った。

遊舞の父は、遊舞とアーチフィスに聞いた。





「ところで、気になるんだが、

アーチフィスさん、とやらは、いつも、

何で突然現れるんだ?それに、どうやって?」と。





「ブ~ッ!!!」





それを聞いて、遊舞は、

思わず、食べていたご飯を吹き出した。





遊舞は、

「あ、あ~・・・それは・・・・・・」と言う。





しかし、遊舞の母が

「まぁ、もう、そんなの、どうだって良いわよ。

確かに、この頃、いつも、突然現れて、ビックリするけど、

遊舞の友達なら、悪い人じゃなさそうだし、

実際、とても良い人そうだし。第一、

こんな言葉遣いが丁寧で礼儀正しい人が悪い人だとは

思えないし」と言った。





遊舞はそこで、

「フ~ッ!!」とため息をつき、ホッとした。

そこで、遊舞は、父と母に、

「ねぇ、父さん、母さん、これからアーチフィスさ、

一緒に住んでも良いかな?」と言った。





すると、今度は、

遊舞の父がご飯を吹き出した。





「ブ~ッ!!何を言うかと思えば、今度は、何だ急に!!!」

「い、いや、まぁ、ちょっと、アーチフィス、

今、凄くお金に困ってて、アパートで生活しようと思うと、

家賃とか、食事代とか色々、大変なんだって。だから、

これからは、一緒に暮らせたら助かるんだよ」

アーチフィスは、

「私は、そのような事は・・・・・・」と言う。





するとすぐ、

遊舞は、アーチフィスの口を抑え、

父と母に、

「ダメかな~?」と聞いた。

遊舞の父と母は、

「う~ん。分かった」と答えた。

遊舞は、

「わ~!!ありがとう!!!」と言った。

アーチフィスも、

なぜ遊舞が急にそんな事を言い出したのかは、

全く分かっていなかったが、

そんな、自分を遊舞の家に住ませてくれる遊舞の父と母に、

「ありがとうございます」と言った。





そして、晩ご飯を食べ終わった。





「ごちそうさま」

「ごちそうさまでした」