あの時の捲くし立て方は幼いながらに異常だと思ったのを覚えている。
あの時の私に急かす気持ちなんて微塵もなくて、ただ心配だったから重ねた言葉。
なのに母はものすごい剣幕で捲くし立て、挙句父と居ることも私と居ることも疲れると言われた。
そんな事聞いちゃいなかった。
知りたくなかった。
悲しかった。
寂しかった。
怖かった。
だけど、その時真っ先に私の中に生まれたのは疑問だった。
どうして私だけ?
他の子と私とでは何が違ってこんな差が生まれる?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…