じゃあいつから?

いつから私はそこに存在しなくなった?

その問いは定期的に私の思考を蝕む。

「ううぅ.......」

だけどそれを深く追求しようとするといつも頭痛がしてそれどころではなくなってしまうのだ。


「うぐっ……」

獣みたいな呻きを繰り返しながら思う。

きっとそれは私の脳が拒否してるからに違いないと。

掘り返したくはないのだ。

きっかけとなった出来事をじゃない。

多分そんなものは存在しない。

それらは、ただ少しずつ私のことを蝕んでいった。

全部いっぺんに来た訳じゃないのだ。