当時の私には父と母のやり取りを全部理解はできなかった。
それでも嫌な感じだけはどうしようもなく理解出来た。
小さかった私は何とかしてお母さんとお父さんを仲良しにしようと。
何かしなければと。
だけど結局は怖くて眠ったフリしかできなくて。
そうこうしている間に父と母の仲はどんどん悪くなって。
父は家を空ける日が増えて。
母は寝込むことが増えて。
よって更にペースを上げてアキ兄との時間が増えていった。
「沙綾ちゃんもこの冬が終わって春になったらいよいよ小学生になるんだねぇ」
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