「アキ兄は好きな時に好きなことをしているの?」
「うん?例えば?好きなことって言うのは趣味って解釈でいいのかな?」
「うん!」
その頃の私には”趣味”の言葉が指すものがなんなのか理解は出来ていなかった。
だけど私の『好きなこと』の問に対してアキ兄は『趣味』と答えた。
ならば意味は分からなくとも”それ”を知りたいと思った。
私が興味をそそられたのはアキ兄ではない。
単純に自分が知っている大人(親や先生)とアキ兄みたいな働いていない大人との違いをなんとなく垣間見たい。
そう思っただけだった。
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