丸い気泡が、上へ上へと昇っていく。

果てのない深い湖の奥へと、小さな私の体はどんどん沈んでいく。

寒かった。

暗かった。

孤独だった。

苦しかった。

けれど、鉛のように重い体はもういうことを聞いてはくれない。

ただの塊となった私の体は、泣くことも許されずにひたすら沈んでいく。

ひたすら、沈んでいく。