腰ひも
今日は、着物に着替えたら、何と腰ひもが劣化して切れてしまいました。まあ、五年間使いましたので、もう寿命かな。仕方ありません。
ほぼ、毎日着物ですごしていると、紐は必需品です。幸い今日は、母のを借りてきましたが、明日呉服屋さんへいって買ってこなければならなくなりました。借りっぱなしは、どうも悪い気がして、はやく新しいのを買いにいきたくなる性分なのです。
それにしても、腰ひもだけであるのに、こうして文章に表してしまうわけですから、やっぱり着物のすごさには感激しています。着物というものは、全部の部品が揃わないと、しっかり着こなすことはできないです。ただ、被るだけの洋服と違い、ああだこうだと、頭で考えなければ着付けられないので、非常に頭のよい運動になりますね。そう考えると、ただ、着替えるだけの作業も、いい気分転換になります。
足が悪くなってから着物をよく着用するようになりました。当初、病気になったばかりのころは、膝がものすごい激痛で服を変えるのがほんとにいやで仕方がなかった。それが着物になりますと、足を曲げる必要はないし、万歳もしなくていい。なんだ意外と便利じゃない!というように、面白くなりまして、着物がよき相棒になってくれました。
その時からつかっている腰ひもですから、まあ、愛着が出てしまうのかな。
着物は、部品がたくさん必要になりますが、それを買いにいくことで、外へ出るきっかけがつかめましたし、何件かの呉服屋さんとも顔見知りになり、さらに、着物を修理してくださる和裁の先生も見つけられて。本当に人脈がつかめました。
とにかく、着物ってすごいもんだなあと、あらためて感じています。
着物で町へでてみると、意外に楽しいかもしれないですよ。