ピアノ
今日は、いまいち体調がよくなく、あまり派手には活動はしませんでした。まあ、無理をしないのも芸のうちです。時間を無駄にしたようにみえるけれど、体をしっかり休ませるのも必要なので、のんびりと過ごしていました。今日は、もういいと割りきることも大切なのです。
最近は、頓服の薬ばかり飲んでいて、またもらってこないと、もうなくなりそうです。足がへんに力が入っているというか、妙に力がはいり、横になれば胸が苦しくなります。最近はこれが毎日続いていて、どうなっちゃうんだろ？というような日々です。
起きていると体の方がしんどくなりますし、寝ているのもかえって辛くなります。そんなときは何かしていた方がかえって楽です。琴を弾くときもありますが、ピアノを弾くこともあります。今日も、久々にピアノに向かいました。
やっている曲はベートーベンのファンタジーです。意外に劇的で面白い曲です。ただ、左足のソフトペダルを踏めないのが悲しいところです。もう、左の足は思うようには動かせなくなりました。仕方なくダンパーペダルだけで演奏しています。最近は右手の小指も少し不自由なのですが、それでもなぜか懲りずに演奏したくなってしまう。
思えば、高校時代は音大に進学を悉く反対され、余計にピアノを練習し、結局体を壊す結果になってしまった。これにより、難病患者になりました。きっと、大学に行きたいので今よりもっとうまくなれば納得してくれると言う考えが甘かったのです。もし、家族や教師などに希望する進路を反対されたら、自分がこの世から消えるか、家族を捨てるしかありません。人生は、逃げるが勝ち。立ち向かおうという姿勢は、必要ないのです。
まあ、それはさておき。
ここまでひどい目にあっておきながら、まだピアノに向かっています。ダンパーペダルだけしか踏めないし、手指の変型により十六分音符を跳ばしたりしていますか、まだピアノをやりたい気持ちが残っているようです。
不思議だな。
さんざん役にたたないから、死んでしまえと教師に怒鳴られたのに、まだ嫌だとは思えないんですね。
そうなると、ベートーベンの音楽の偉大さに敬服するしかないでしょう。