私は、青空を見上げた。


金子さんに好きって告げて、小百合が言った通り、すっきりした。

金子さんを好きだった日々が、走馬灯のように走り抜ける。


「この気持ちを、受け止めてくれてありがとう。金子さん。」

今は、金子さんにも、小百合にも感謝しかない。





好き。

だから、サヨナラ。


私はその言葉を、空に向かって呟いた。


ーEND-