手早くシャワーを終えて髪を拭きながら部屋へ戻ると、中央のテーブルに置いたままだったスマートフォンがチカチカ光っている。
座椅子に座ってそれを手に取った。
「げ」
着信3件。
留守録1件。
電話元は全部同じ。実家の母親だ。
「またかよーーーーーー」
思わず叫びながら、天井を仰いでしまった。
実は、上京して以来1度も実家に帰っていない。
別に避けてるわけじゃなくて、夏休みに関わらず長期休みはバイトのシフトをここぞとばかりに入れまくっているから、タイミングが合わないだけだ。
大学生だって金は欲しい。つーか、大学生だからこそ金が欲しい。
彼女がいない今こそ貯め時だ。
いざ使うときがきたら躊躇なく使うためにも。予定はないけど。
彼女になってほしいっていうか好きな子はぶっちゃけいるけど、なんせ脈がなさすぎて考えるだけで悲しくなってくる。
それに正直、最初のゴールデンウィークに帰りそびれてから何となく気まずさもあった。
プラスして今年の夏休みはバイトだけじゃなく大学の特別講義も入れてしまい、帰れない事は確実だ。
座椅子に座ってそれを手に取った。
「げ」
着信3件。
留守録1件。
電話元は全部同じ。実家の母親だ。
「またかよーーーーーー」
思わず叫びながら、天井を仰いでしまった。
実は、上京して以来1度も実家に帰っていない。
別に避けてるわけじゃなくて、夏休みに関わらず長期休みはバイトのシフトをここぞとばかりに入れまくっているから、タイミングが合わないだけだ。
大学生だって金は欲しい。つーか、大学生だからこそ金が欲しい。
彼女がいない今こそ貯め時だ。
いざ使うときがきたら躊躇なく使うためにも。予定はないけど。
彼女になってほしいっていうか好きな子はぶっちゃけいるけど、なんせ脈がなさすぎて考えるだけで悲しくなってくる。
それに正直、最初のゴールデンウィークに帰りそびれてから何となく気まずさもあった。
プラスして今年の夏休みはバイトだけじゃなく大学の特別講義も入れてしまい、帰れない事は確実だ。