「……承知した」
 ブシが折り畳んだ状態の警棒を受け取ったところで、マユは立ち上がった。

「さぁーって、行ってくるね。男どもを駆逐してくる」

 合コンに行って、何を駆逐するかは分からないが、キリッとしたマユの顔はさながらに戦乙女《ジャンヌ・ダルク》だ。