「ボクの服、マユのクローゼットに混じってませんか?」
「あら、ごめん。また、マユが借りてったの?」

 ノリコさんはすぐにマユの部屋に捜索に行ってくれる。そして大抵、10分かそこらで探し求めていた服を手に、ノリコさんはボクの元に戻ってくるのだ。